HACCP ACHIEVEMENTS 食品安全支援活動実績
PCQI(Preventive Controls Qualified Individual)Ver.2 養成ワークショップ受講報告書
- 受講概要
コース名:PCQI(Preventive Controls Qualified Individual)Ver.2 コース
受講期間:2025年7月12日~2025年7月14日(3日間)
主催団体:国際食品予防フォーラム(IFFP)
受講形式:対面式講習
修了証:FSPCAより後日メールにて取得予定
- 講習内容の概要
本コースでは、食品安全計画の策定において中核となる「ハザード分析」および「予防コントロール」の考え方と手法について、グループワークを通じて実践的に学習しました。
特にVer.2では、以下のような変更点・特徴が確認されました:
ハザード分析の際に、原材料ごとの詳細な分析やサプライヤーに起因するハザードの洗い出しが求められるなど、従来よりもさらに精緻なハザード列挙が必要となった。
- 所感・学び
このPCQIコースを通じて、米国食品安全強化法(FSMA)における予防的管理の重要性を改めて実感しました。
特に印象的だったのは、前バージョンでもそうであったが、本講習で扱われた内容が「自主規格」や「民間認証」の要求事項ではなく、アメリカ連邦政府が法的に企業に順守を求めている規則であるという点です。
さらに、米国内に存在する中小零細規模の企業でも実施可能なよう、非常に現実的かつ段階的に配慮された構成となっており、企業規模を問わず活用可能な食品安全教育であると感じました。
- 今後の活用
なお、日本国内に所在する施設であっても、米国食品安全強化法(FSMA)およびその連邦規則(CFR Title 21 Part 117等)の順守は、一部の食品を除き米国への輸出に関わる関係者に義務付けられるものであるため、各施設にはPCQIの配置が求められます。このPCQIは社内担当者だけでなく、外部コンサルタントなどでも対応可能とされています。
したがって、このような状況を受け、弊社・株式会社松野商会では、代表取締役 松野充浩 がPCQIとして、米国向けに食品を輸出する企業様の食品安全計画策定やFSMA対応のご支援を行う体制を整えております。
貴社が米国市場への輸出を円滑に継続し、かつ法規制を遵守しながらビジネス展開されるためのお手伝いができれば幸いです。どうぞお気軽にご相談ください。